病院で悪質な患者をみかけた時に、考えたこと
病院が、一部の悪質クレーマーの対応に追われまくるとどうなるか?
→大多数のまともな人が損をする
病院で会計待ちしている時
2分おきぐらいに「待たせすぎや〜」とデカイ声で受付にネチネチと文句を言うおっさんがいました。
その間、受付はいちいち対応しなければなりません。私の通院してる病院では、会計は違う方が処理しているので、その行為によって困るのは
- 受付に用事がある人(おっさんのせいで待ちぼうけ)
- おっさんの態度にイライラしながら、その場で待っていないといけない私のような人
我慢するけどもよー
大多数の方は、我慢しますよね。私もそうです。このご時世、やっかいな人に目をつけられたら本当に面倒です。
最近は、動画撮影してネットに投稿するなどの反撃方法もありますが、私はそこまでする根性は持ち合わせておりません。ただただ、フラストレーションをためるしかないです。
やっぱ、あかんことはあかんやん
病院だけに限らず、学校現場、商業施設、SNSなどさまざまな場で、独りよがりの正義感で自分の要求を押し通す人がいても、イライラしながらも黙って見過ごす方が大多数だと思います。私もそんなサイレントマジョリティに身を置いてます。
誰が見てもアウトな状況なら
その場にいる全員で「それはあかんやろ」って立ち上がって発言できたらいいのになぁ
みんなでだったら矛先がこちらにむいても分散されるし、理不尽にやられている人も周りから見捨てられた観を持たずにすむと思うのです。
想像してみてください。自分が仕事だったとしても、理不尽なことを言われ続けたらどんな気持ちになりますか?そして、同僚、上司、周りに人がいるにも関わらず、誰も助けてくれなかったら、、、。
私が病院でめっちゃイラってきたのは、受付の方を見捨てた自分に対してもありました。立ち上がれなくてごめんなさいと心の中で感じていました。
ダチョウ倶楽部的に
その場にいあわせるひとりが立ち上がったら、私も、私も、私も〜という流れが保証されているのであれば、最初のひとりとして「あかんやろー」って言うハードルは下がるのではないでしょうか。
昨年秋に、京大で行われた関西フォーラムで、文科省とかでえらい仕事をされていた鈴木寛さんという方が、次のようなことをおっしゃってました。
アメリカでは総会屋は成り立たない。
株主総会で変な要求している人がいたら、ほかの株主の質疑の時間が奪われるから、株主側から悪質なクレーマーにブーイングが起こる。
「そんなんアメリカの文化やーん」で終わらせずに、文化は草の根的な一人一人の意識で変えることもできる、とも発言されてました。
↓こちらの記事の下の方に、ちらっと同じ主旨のことに触れられてました
【第2話】教育改革最前線 : 【鈴木寛】教育改革の必要性、すべての学校が変わるべき理由
イジメだめゼッタイ
学校を出た先でも、イジメはダメなことです。誰もがサイレントマジョリティーから脱却できる世の中の一員になりたいものです。
オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)
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追記
文末に『大衆の反逆』のリンクを貼ったのは、安易なセカンドペンギン(付和雷同)にならないよう気をつけたいなってことも、思ったからです。発言や行動する前に、自分の頭でちゃんと考えることもだいじにすとでありたいです。
以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。
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