高校で学ぶべきことは何か?
私の勤務校(通信制高校)は、他校から転編入を受け入れています。
うちに移ってくる事情は、以下の感じで様々です。
担任、友人との人間関係が悪化
学力が足りない
毎日登校するためのエネルギーが不足
いっぱいバイトがしたい
何かやらかした
その一方で、事情を抱えていても耐え抜いて、入学した高校を卒業する人もいます。
それは日本人の国民性?
高校に進学する際に、どの生徒も高校時代の3年間を楽しく充実した日々を過ごせることを望んでいます。
共通した想い(願い)をもっているのに、、、
うまくいかなくなる時もあります。それが一時的ならいいのですが、慢性的に続いていても、、、自分には今の環境が合っていないと分かっていても、私たち日本人は、我慢し、神経をすり減らし、卒業をカウントダウンして過ごしがちです。
このように、一人ひとりが我慢することで
その環境がさらに悪化し
だれの得にもならない我慢合戦へ突入する
私は、いろんな高校でこのような状態が起こっているように思っています。
通信制に転校するためには、手続きを理解したり、周りの人を説得したり、なんやかんや段取りしなければならないので、エネルギーがいります。
それに通信制に来たからといって、何もかもうまくいくとは限らないので、リスクもあります。
私が高校生の頃
私も自分の性格と学校の方針が合わなくて、3年間窮屈に感じながら過ごしていました。20年前は、今のように情報があふれていなかったので、高校を辞めても大学に進学できる制度があることを知らなかったので、そのまま過ごしました。
この我慢の経験は、色んな場面で自分を縛ってきたように思います。私だけではなく、多くの日本人が自分の感情や希望を抑えて、周りに合わせることを優先しています。で、先程述べたような我慢合戦モードに突入するわけです。
ほな、どうすりゃいいのか
もちろん、周りのことを考慮せずに我を通せばいいってことではありません。
なんか、この状態おかしくない?
って、客観的に考えることではないでしょうか。
今の状態(クラス、部活、職員室、家庭、職場、誰々との関係など)に、窮屈さを感じるか?
私は時々、心の声を確認するようにしています。そして、些細なことでも「まぁいいか」ってスルーしないように心がけています。ちょっとした違和感に反応できるように、常日頃から鍛えています。
理不尽なことに対して、みんなで、我慢し黙ってしまうことが、環境を悪化させてしまう
と、考えているからです。
自分が身を寄せる環境は与えられるものではなく
一人ひとりの心がけと行動によって成り立っている
ことを、私は肝に銘じています。
理不尽に立ち向かう!
環境ではなく私がおかしい場合だってありえます。そのときはいさぎよくコミニティーから抜ければいいと思っています。自分の居場所ではなかっただけです。
環境がおかしい場合は、
自分だけが得するのではなく
みんなにとって、いい状態にするために
働きかけをしていかなければならない
と思っています。そしてこのような意識は、頭の中だけで考えていても身につきません。
日常の活動のなかで、行動に移すことで、じわじわと身についていくもんちゃうかなぁと。
私は、我が子や教え子には困難な状況に立ち向かう人になってもらいたいと願っています。
自分を押さえ周りに合わせるのではなく、
周りの人とともに、
幸せな日々を過ごすために、
考え行動できる人になって欲しい
高校は、このようなことを学ぶ場所になるべきです。
日本の多くの高校では、時代錯誤の校則、偏差値重視のカリキュラム、スクールカースト、、、
理不尽なことを我慢する力を育成している場所
になっています。
そのマインドを受け継いだ人が、日本の社会を構成していきます。私はそのような社会を望んでいません。理不尽なことには我慢せず、相手や周りに伝え、一緒に考えてもらっています。
家族に職場に対してもそうだし、こうやって自分の考えをまとめて、ブログでも発信しています。
独りよがりの暴走状態だったり
単なる私のわがまま
って、時もあります。
そんな時は、周りが突っ込んでくれたり、ブレーキをかけてくれます。理不尽を我慢し合わない関係だからこそ、互いにフォローし合えるので、とってもいい心地がいいです。
最後に
ちょうどこのブログ記事を書いていたFacebookでこちらの動画が紹介されていて、記事の内容が動画の影響を受けたものになりました。
以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございます😊