胃がん克服ママいずみの胃がん体験といのちの話

いのちだいじニスト 残った3分の1の「胃の力(いのちCOLOR)」をお見せします

watcha不登校

私は募集担当ではないのですが、ちょいちょい通信制高校の宣伝イベントにかり出されます。ここ3年ほどブースに出ていますが、先日の↓は、過去最高の来場者数だったんちゃうかなぁと。


盛況の裏には

たくさんの来場者で、持ち帰り用のパンフレットも開始30分ほどでなくなりました。勤務校のブースは相談者の方が途切れることがなく、3時間喋りっぱなしでした。

しかし、盛況ってことは、それだけ学校に行けなくて悩まれている方がいるってことです。今の教育システムが抱える課題です。それは

みんなと同じペースで何かすること

工業化社会では上記のことが求められる世の中ですが、現代社会のニーズは、コミュニケーション能力やら自分で課題を見つけて解決する能力です。

(私が考える)昨今の教育システムの課題は、工業化社会のニーズの上に、現代社会のニーズをプラスアルファしちゃったことです

保護者や教員は、子どもの将来のことをおもって、すべてのニーズにこたえられる人になってもらうべく頑張らせちゃいます。子どもの中には、あれもこれも求められたら疲れてくるし、出来なかった自分が嫌になってくる人が出てきます。

一方、しれっと出来てしまう子どもたちも、自分から望んでしている訳じゃないので漠然としたストレスを感じているのではないでしょうか。だから、全体のペースを乱す人が目についてしまうんだと思います。


ほな、どうしたらいいねん

結論を言います。

【同じペース】を放棄すること

(勤務校の)通信制の学びは、基本的に自学自習です。スクーリング(面接指導)で一斉授業もしますが、その教室にいる生徒の学年はバラバラです。

全日制だと、時間割はコース料理のようにクラスごとに決められた順番と内容が提供されます。

通信制は、バイキング方式みたいなもので、ひとりひとりオリジナルの時間割で履修していきます。ただ、卒業するには必須科目の単位を取らなければならないので、苦手な科目も、どこかのタイミングで取らなければなりません。

嫌いな食べ物は先に食べる人もいれば、最後までとっとく人もいるように、苦手な科目も自分にとっていいタイミングを決めることができます。

通信制では学校行事もすべて出なくていいです。最低限の回数は決められてますが、自分が参加したいものをチョイスできます。

もともとがバラバラだから、人の目はそんなに気にならないもんです


ほな、協調性や課題発見はどうするねん

通信なので学校に来る時間が少ないので、バイト先で身につけてもらっています。お金もらって、社会生活で必要なことを学べて、一石二鳥です。

今の学校の感覚では、教育現場で用意しなあかんところかもしれませんが、そうしちゃうと元の木阿弥にもどってしまいます。

うちの学校では、部活もありません。教職員に心と時間の余裕がなければ、ひとりひとりとじっくり向き合えません。


まとめ

以上、不登校の相談会に参加して感じたことをまとめてみました。あーだこーだ、ブログを書きながら一人でですが対話したので、watcha不登校というタイトルにしました。

これらは、一教員の立場で、考えていることです。これが正解ってわけではありません。

もしよければ、これを読まれて感じたことをコメント欄やツイッターでコメントいただければ嬉しいです。一緒に不登校について考えていきませんか?


以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。

はじめての方は、こちら


通信制高校は学校によって様々です。私の勤務先での話は、一例にすぎません。全ての学校がそうであるわけではありませんことを、どうかご了承ください。


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