ポルカ(募金)について、考えてみたこと
昨夜ツイッターで、中学生が高校に進学資金のポルカ(募金)を呼びかけるツイートをみかけました。
アルバイトができるのならば
中学を卒業して、バイトをして貯めたお金で進学したらあかんのかなあって。
今の私は、同年代と同じ学年で進学や卒業することにまったく意味を感じていません。 それは、そこそこの人生を経験した大人だから、こう感じることができるだけで、15才の時だったら、こだわりまくってるとは思います。
私は学校現場で、事情を抱えた生徒をみてきているので、このような考え方にたどり着きました。やはり、自分で学費を稼いで学校に来ている人は、精神的にもしっかりしている場合が多いです。
自分で稼いだお金で進学するメリット
一つ一つの授業に対してモチベーションが違います。お金がもったいないから、単位を絶対に落としたくないって動機が得られます。卒業に対する意識も高いです。
募金だとプレッシャーになりすぎないか?
自分のためにたくさんの人が応援してくれたって経験は、本人にとって、なによりの頑張れる動機になるでしょう。
3年間順調だといいのですが、
どうしても学校が続けられなくなった時、逃げ場がなくなる
大概このような場合、支援した側は、そんなん気にしないでええで〜ってスタンスだと思います。
私が問題にしているのは、支援した人を裏切ってしまうと、本人が追いつめられないかです。つまり、善意の代償です。
というわけで
稼げるのなら、自分の力で進学をするべきだと個人的に思っています。
募金の目的は、お金だけではない
誰かが自分の境遇を発信することで、たくさんの人が考えるきっかけになります。経済的な理由で、進学のことで悩んでいる人は、全国にたくさんおられます。
そんな人たちのために、国は就学支援金制度を施行しています。この支援金の支給を見込んで入学時にお金を全額納めなくてもいい(相殺できる)学校もあれば、学費はきっちり納めないといけない学校もあるようです。
私はこのポルカ(募金)のツイートで、後者の学校の存在を知りました。(なんのための就学支援やねんっていきどおりを感じましたよ!)
この生徒の募金をきっかけに、自分の知らないことを知ることができました。当たり前だと思っていたことが、当たり前ちゃうんかという驚きです。
やはり就学支援金の遅さは問題として指摘されてる。
— 野口晃菜 Akina Noguchi (@akinaln) 2019年1月2日
就学支援金の改善要請 総務省、私立高授業料巡り文科省に: 日本経済新聞 https://t.co/VlY2pU8nVw
この生徒の発信で、制度が見直されたら
この先、たくさんの高校進学をあきらめていた生徒が、進学の可能性が見えてくるかもしれません。
個人の発信が、世の中を変える
とっても、わくわくする出来事でした。
以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。
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