胃がん克服ママいずみの胃がん体験といのちの話

いのちだいじニスト 残った3分の1の「胃の力(いのちCOLOR)」をお見せします

がんになる苦しみについて考えました

先日、臨床仏教師養成講座のワークショップで、ジョナサン ワッツ氏から「苦しみの3分類」について学んできました。

元ネタは、ノルウェーの平和学者ヨハン・ガルトゥングの「構造的暴力」」と、仏教における「苦しみの分析」である四諦の〈集〉をミックスさせたものです。

このワークショップの内容を簡単に言うと、苦しみの発生もとを分析して、シェアすることで、その苦しみを克服することでした。

帰宅後に、「がんになる」苦しみについてリストアップして、分類し、その内容をツイッターでシェア(公開)したら、
さっそく返信が!!!
イデアを付け足すことができました。

その内容をブログにまとめることにしました。まず、

「苦しみの3分類」とは

  1. 直接的暴力による苦しみ(原因ではなく、目に見える症状)
  2. 構造的暴力による苦しみ(苦しみの原因となるシステム)
  3. 文化的暴力による苦しみ(苦しみの原因となる価値観)


上記に、「がんになる苦しみ」を当てはめると

1 気持ちがとらえる「直接的な」苦しみ
例:死、再発への恐怖、治療の痛み、迷惑をかけている罪悪感

2 システムとしての「構造的な」苦しみ
例:医療技術の発展→がんが見つかる
高額な治療費や検査代→経済格差、医療格差
家庭や地域力の低下→頼る人がいない

3 価値観などの「文化的な」苦しみ
例:信仰がない(宗教的な経験や土壌がない)→死の恐怖
自己責任→「助けて」ってなかなか言いにくい



分類して、シェアすることで

がんが治るわけではありません。しかし、私の心の中で変化が起こりました。

私ががんに対して感じてきた苦しみは、医療技術が発達したせいととらえました。

その一方で、医療がなければ33歳で命を落としています。

すごい巡り合わせの中で、私は生かされているんやなぁ

と、改めて感じることができました。

誰かに言われるのではなく、自分がこのように感じられたので、なんだか心がふわっと軽くなりました。

「他にもこんな苦しみあるよー」とか、「これはシステムとしての苦しみですね」など、アイデアがあればコメントください。

コメントに書かなくても、考えてくださるだけでも、苦しみをシェアできてると思います。

これを読んでくださっている方と、目に見えようが、見えてなかろうが、つながれていると、勝手ながら私は思っております。


以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。

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