地獄について考える
芥川龍之介が書いた小説『羅生門』には、死体の髪の毛を抜いてカツラにし生計を立てている老婆がいます。彼女は自分の行いは悪であると認めています。しかし、それをしないと生きれないから、仕方がないと正当化しています。
彼女は死んだ後、地獄に落ちるのか?
そんなことを考え、私なりの答えを見つけました。それは、、、
死ぬ瞬間にどう思っているか
老婆自身が死ぬ直前に、自分の人生を振り返って、「私は生きるためとはいえ、悪いことをたくさんしてしまった。だから地獄に落ちる」って覚悟をしたら、地獄行きになると、私は思うのです。
「生きている間に悪いことをしても、そんな自分を受け入れてくれる大きな存在(神様、仏様、阿弥陀様、お母さんなど、亡くなった自分の大切な人)のところに行ける」って本人に信仰があり、心から安心していたら、地獄には落ちないように思うのです。
信じれば救われる
って言葉がありますが、あながち間違いではないかもしれませんね。
死後のことは、人間がどうのこうの出来る範囲ではないと私は考えています。生まれる前がどうだったかは、誰も実際のところは分からないように。
思いこみだいじにすと
しかし、生きている間に、死んだ後のこと、もしくは前世も、人間は思い込むことができます。
しかし、死ぬ直前にこんなことを落ち着いて考えられるのか?
私は胃がん手術で入院中に、不安で不安で寝れない夜がありました。いざって時にグダグダになった体験をしているので、死ぬ直前も、
- 怖い、死にたくない
で、いっぱいになるやろうなぁと自分で思うのです。
不安と恐怖の心では、死にたくない
だから、生きている間に、こうやって、じっくりじっくり考えて、ブログで発信しています。
その瞬間がきたときに、心の中は安心した状態で、願っていたいです。
おじいちゃん、おばあちゃん、夫のおかあさんのところに行けますように
羅生門の老婆
架空の人物ですが、彼女の最期の瞬間が安らかな心でいってほしいですね。
平成の羅生門は、黒洞洞たらない夜になりました。彼女の真っ黒な心もライトアップされるといいな。
以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。
はじめての方は、こちらへ
無料配布しているセルフマガジンの申し込みはこちら。 いのちだいじニストの書 希望 個人情報は、発送以外には使用いたしません。遠慮なく申し込んでください。