胃がん克服ママいずみの胃がん体験といのちの話

いのちだいじニスト 残った3分の1の「胃の力(いのちCOLOR)」をお見せします

検診セミファイナル(4年10ヶ月)

グダグダ連発

  • 渋滞
  • 通い慣れた道を間違える
  • 診察カードが古くて機械が反応しない
  • 機械トラブルで採血結果がなかなかでない

私の血液は主要マーカーが反応しないのにも関わらず、こんだけ続くと悪い結果のフラグちゃうかと心配になりましたが、なんとか無事でした。

診察後、次の検診の説明を看護師さんから聴くために待たされ、会計でも私の番で機械トラブル発生したりと、今日はほんまにグダグダdayでした。

いよいよ、次回ファイナル

胃カメラ造影剤CTに、最後だからと大腸カメラが追加されました。

無事、寛解できますように!

以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。

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EATCHAで学んだこと

① 教員の想いや工夫を、内輪だけで共有するのはもったいない!

参加者がほぼ教員という状況の中、私の話を聴くために、友人の千景ちゃん三重県から来てくれました。

千景ちゃんの感想はこちら↓
33歳で胃がんになり闘病と育児そして職場復帰した友 | 麻紐で織りなす天然石アクセサリー作家&ふわふわ今治タオル♪温布代理店☆千景のブログ

EATCHAに参加して、普段見れない先生たちの姿をを知ることができて、よかったって言ってもらえました。

生徒や保護者を目の前にすると平気なふりして働きがちですが、、、

さらけ出しちゃっても、おもしいんちゃうかなぁ

と、千景ちゃんの言葉から学びました。

今まで馴れ合いはよくないものだと思い込んでました。はたして、ほんまにそうなんやろうか〜と考えるきっかけになりました。

保護者として、ツイッターで仲良くなった先生と同じように、娘の学校の先生たちにも、仲間って思いたくなりました。

千景ちゃんありがとう!!!

千景ちゃんの裏ブログもオススメです。不登校を経験した保護者の本音が綴られています。

不登校になった次女のお陰で今がある♪① | 娘たちへ☆お母の生きた泣き笑い人生

② ナガケンさん から学んだこと

ナガケンさんは、パパとして、夫として、教員として、全てを完璧に務めていたら、しくじりかけたそうです。

詳しくは↓
【仕事しくじり先生】何のために働くの? - 自分も家庭も仕事も大切にしたい パパ教員のブログ

その体験から学ばれたことが、

普通である勇気

ブレーキを覚えた元完璧主義は、どこまでも楽しく走り続けられるんちゃうかなぁと思いました。

私は非完璧主義なので、休憩ばっかりです。(サービスエリアでなんやかんな食べ過ぎて、宿のご飯を食べれなくなるトホホな奴です。)

一緒に普通とひとくくりしたら、ナガケンさんに失礼かもしれないなぁと思いつつ、普通である勇気に賛同しました。この言葉に、救われた人が多い気がします。

③ かわひーさん から学んだこと

かわひーさんは、セミナーが始まる前に建物の外に立って会場の案内をしたり、遅れてくる人のために会場入り口に貼り紙をしたりと、かゆいところに手が届く動き方をされてました。しかも、さりげなく。同じ職場だったら、かわひーさんウォッチングして、俯瞰気配りの技を盗みたいところです。

④ さる先生 から学んだこと

働き方改革は、学ばせ方改革

(そういえば、スライドばくってない!)

⑤ 腹黒先生 から学んだこと

カバンに家族写真のキーホルダーがついていて見ちゃったのですが、奥さまもお子様もめっちゃ可愛かったです。腹黒テクニックを駆使されたのかは聞きそびれました。

実際お会いした印象は、

どこが腹黒やねーん

ってくらい、物腰柔らかな方でした。

これも計算なのか?
彼の術にはまっているのか?

腹黒先生から学んだことは、なんでも先回りしてやるより、子どもに任せることです。せっかちな私には、これが結構な苦行です。自分がやった方が早いので、つい手を出してしまいます。本人が困ることを体験したら、自分で動けるようになるよってアドバイスをいただけました。

我が家では娘がのどが渇いたときに、こぼすのを怖がるので、親がコップに牛乳を入れて渡してました。「いつでも自由に牛乳が飲めなくて困るの誰やろうか?」って娘になげかけたら、自分でそそぐようになりました。

腹黒先生、すげーなー

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タピオカミルクティーでダンピング

可愛い顔して、なかなかやるタイプ

今話題のタピオカドリンクですが、けっこうお腹がふくらむので要注意です。

うっかり飲み干してしまったら、じわじわボディーブローがきました。

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【ネタバレ】ドラクエ映画について

‪映画だけでは完結しないストーリー構成

自分は『YOUR STORY』という映画を観に行ったと思えば、納得できる展開でした。なぜなら、終わった後に

やっぱり自分でやった方がいいわ〜

と、『ドラクエV』をやりたくなるからです。

ここまでを含めた作品だと捉えると、あのひねりの演出も悪くないか。



ドラクエファンとして

私はドラクエV』という映画を観に行ったので、

あのシーンは、なかったことにします

映像は綺麗だし、音楽は響くし、(あのシーンを除いて)話もうまくまとめられていて面白かったし、映画館で観る価値はありました。



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ボトムアップ理論の畑先生から学んだこと

遅刻したので「なになになに?」状態

watchaTOYOTAでは、何回か掛け声がかかり、「いいね👍」しなあかん場面がありました。「これは、一体なんなんやろー」って、その空気に乗れませんでした。

というのも、私は遅刻でオープンニングの説明を聴いていません。(自業自得→)そのため会場のノリについていけず、ただただポカーン状態でした。

安心安全の場にするための、掛け声だったのか〜

ボトンアップ理論の畑先生の講演で、先生の保健の授業風景の動画をみて、「いいね👍」の意味が理解できるようになりました。

その動画は、高校の授業やのに生徒たちが幼稚園や小学校低学年かってくらい、周りの目を気にすることなく、どんどん発言しているんです。

ナニコレーーー!!!

4月当初の映像も見せてもらいました。シラけた雰囲気バリバリの教室でした。一体どんなテクを使って、クラスの雰囲気をがらりとかえはったのか気になりますよね。

それは↓

畑先生は、授業中に誰かが発言したら、みんなで「いいね👍」をするよう指導されていました。

変な空気にならない安心感

発言する時に、エネルギーや勇気がいらない状況を、一人ひとりの行動で作ろうよってことをまず語られたそうです。

そのためのアクションとして「いいね👍」を用いられてるそうです。

人の目が気になって気になってしょうがない多感な時期に、安心安全な場所で学べるって、純粋にうらやましく思いました。

教室のあの息が詰まった閉塞感
これ、一体、誰の得やねん?

いきいきと学ぶ高校生の姿を見て、自分の生徒や我が子のことが頭をよぎりました。

学校は、集まって学ぶ場所です。

各教科の知識をインプットすることは、家庭や塾(予備校)でも可能です。

いろんな生徒が集まる意義を、もっと感じさせていかなあかんなぁと、畑先生の講演中に考えがかわりました。

自分たちの置かれた状況を、自分たちの力で、安心安全の場にすることを体験を通して学べる場所が、学校なんか〜と。

この学びを身につけた人が、世の中に出て、活躍していったら、ますます社会が豊かになっていくので、ワクワクします。

図解 ボトムアップ理論

図解 ボトムアップ理論

一周まわって「いいね👍」

watchaTOYOTAの「いいね👍」については賛否両論あったようですが、私は一周まわってありだと思っています。

私は、自分が納得できないことはやらない!

現場でもどんどん使っていきます。安心安全な場所をまずは私から提供していきます。関西圏なので「ええやん✌️」で。

他者に対しては、納得してもらえたらってスタンスだいじにニストでまいります。


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watchaTOYOTAで学んだ8つのこと

愛知県豊田市で開催されたwatchaTOYOTA という教育に関するイベントに行ってきました。


登壇者が豪華でした!!!


それぞれの先生からお話を聴いて感じたことをまとめました。

① 内田先生から学んだこと

内田先生は、部活動や教員の残業させ放題に共通しているところとして、制度設計の不備を指摘されていました。

現行の学習指導要領(マニュアル)で、部活動はほぼカリキュラムに含まれていないため、制限がないのです。

そのため、色んなクラブがいっせいに活動すると、練習場所がないため、

レーニングで、階段や廊下を走る
サッカー部が使用してる横で、陸上部がヤリ投げてる
浅いプールで飛び込み練習

など、体育科の授業ではご法度が、部活ではスルーされているのが現状です。

学校なんだから大丈夫だと暗黙知としてもっていました。もちろん、子どもたちが、安心、安全に活動できるようにほとんどの先生は細心の注意をはらっておられます。

制度がない中で、なんだよね〜

教員としてまた保護者として、この指摘に私はゾッとしました。

ほな、部活動なくそう

は、現実的に不可能です。

子どもや保護者のニーズ以上に、各種のなんたら連盟、なんたら協会の存在があるから、部活動は廃止できないと、私は思っています。

ほな、どうしたらいいか

きちんと制度をつくり、それをきっちり守っていくことではないでしょうか。

政府は、部活ガイドラインを作成しています。ちゃんとした決まりを浸透させていくのは、一人一人の力が必要です。

こうこう、こうらしいで〜と、周りに伝えたり広げていくこと大事ニスト!というわけで、私も拙いでさが、こうやってブログに書きました。

リミットがないために、大きな怪我、体罰、過労、集団圧力など、内田先生は制度設計がないと暴走しやすいという視点でした。

教員の残業についても、同じメカニズム(制度がないせいで不具合がおこること)で説明されていました。

研究者の視点が、現場で活かせる

学問って、めっちゃおもろいやんって改めて感じました。

詳しくは↓

②学燃主任から学んだこと

このままの学校教育だと、日本の子どもは、自分のことを大好きだと感じられないとおっしゃってました。

帰宅後、私は小1の娘に、たずねました。

自分のことは大好きじゃない

ええええー!!!幼稚園の時は、大好きって言うてたん

大好きなのはパパとママで、自分のことは好き程度

と、言ってくれました。

小学校行った途端に、自己肯定感下がったんかと一瞬焦りましたが、どうやら好きの違いを出せるようになったようです。宿題やれやれ言うてるし、朝の準備、時間割合わせ、早よはよ言い過ぎたりとか、反省することがいっぱい頭によぎりましたが、続きを聴いて、キュンキュンしました。

詳しくは↓
YouTube教師 学燃主任 - YouTube


③隂山先生から学んだこと

3月の教員セミナー、7月の親子セミナー、そして今回のwatchaと、私はこの半年の間で、隂山先生のお話を3回も聴く機会に恵まれました。

共通して主張されていたことは

子どもの学力を伸ばすには、学習方法にフォーカスすること

学ばせ方を工夫することで、すべての子どもたちは伸びるよ〜と、通信制で働く私にとっては、めちゃくちゃ心強いお言葉で、励みになります。

隂山メソッドが普及したら、全国学力テストの平均点が上がっちゃいますね〜

なんてことを近くの先生たちとwatchaタイムで雑談してました。隂山先生は、惜しげも無く自分の生み出した方法を同業者に伝えられてます。

その姿と生き様に、なんかグッとくるもんがありました

あと私が講演で心に残ったのは、「100マス計算のタイムは、読み上げてやってね」っておっしゃってました。「電子黒板でタイマー表示させて、自分に確認させることもできるけど、それは味気ないよ〜、なんか寂しいもんあるなぁ」こんなことを、ぼやかれてました。

(子どもたちの)できたーーーー!!!

って、あの喜びの瞬間を一緒に、教員や親も分かち合おうよって意図だと思います。学ぶことの楽しさを一緒に味わうこと、私の教員としてのモットーでもあります。

隂山先生、やっぱすごいお方やわ〜

と、ますますファンになりました。

そうそう、ファンとして嬉しい出来事が一つありまして、会場のある最寄駅で、ばったり隂山先生と遭遇しました。ちゃっかり、会場までの道中をご一緒でき、ラッキーでした。

詳しくは↓



④たいち先生から学んだこと

外国籍の生徒が多いクラスを担任されて、普通の先生だったらそれだけで大変ウキャーとなる状況やのに、たいち先生は、瞑想やeラーニングを取り入れるなど、カジュアルに試行錯誤されてる様子を教えてもらいました。

watcha的な、モデルタイプ

明るいお人柄で、周りを巻き込んで、学校現場をよくしようとする、watchaに参加する教員のお手本やなぁと感じました。

詳しくは↓
たいち先生 - YouTube


⑤畑先生から学んだこと

畑先生からは、ボトムアップ理論を教えてもらったのですが、ものすごい衝撃で、これ、生で、しかも最前列で聴けるって

どんだけ〜

な、言葉にできない状態でした。

というわけで、ちょっとすぐにはまとめきれないので、畑先生から学んだことは、改めてブログ記事にします。

詳しくは↓

⑥ハッシャダイのミウラさんと名刺交換できました!

⑦ワサビでウナギを食べると美味しいことを知りました!


三河安城で乗り換えるのは微妙やったことを知りました!

新幹線の駅なのに、在来線が普通しか停まらなくて乗り換えが不便でした。

以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございます。

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胃がん×働き方について

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EATCHA(教員セミナー)登壇

先日、教員の働き方について語り合うセミナーに参加してきました。そこで、30分ほど登壇の機会をもらえたので、病気になった経験やそこから働き方が変化した話をさせていただきました。

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  • 胃がんになった話(思考停止→つながりの大切さに気づく)

 

2014年11月、胃がん宣告を受けました。

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自分ががんになっているなんて、信じられませんでした。なんかしっくりこない感じはしていましたが、薬を飲んでいたら平気だったので、こんなに大変なことになっているとは、びっくりでした。宣告を受けた日、病院からの帰り道で、ふと思いました。「夫や子どもががんになるよりか、自分が病気になった方がマシやなぁ」と。その時は、なんとか前向きに考えるようにしていました。

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しかし、現実はどんどん悪くなっていきました。宣告から4日後、精密検査の結果では、胃カメラ検査で判断よりも、もっとがんが進行していて、助かる確率が低い「スキルス性の胃がん」であることがわかりました。発見が早かったので、手術で助かるとは言われました。

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手術後の細胞検査では、臓器ギリギリまでがんが進行していたことがわかりました。幸い、胃の外側には飛び出しておらず、「転移なし」と診断されました。細胞検査をしたところは大丈夫でしたが、他の箇所から、がんが飛び出している可能性があるため、抗がん剤治療をすることを提案されました。

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私はてっきり手術で治療は終わりだと思っていました。現実を受け止めることができませんでした。すっかり追い詰められてしまって、前向きに考えられることができなくなりました。学生時代から哲学や仏教を学んできていたのですが、その知識が全然通じなかったです。手術後は、寝ているだけでも、体のどこかがつねに痛かったです。少し回復したら、食事トレーニングがはじまりました。食べるとすぐに気分が悪くなりました。一番つらかったのは、子どもを残して死ぬかもしれないという恐怖でした。私は「これが【思考停止】ってことか」と、身をもって体験しました。

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そんな苦しい状況の中でも、私の中には「教師魂」が残っていて、この体験を総合学習のネタにできるって、考えもありました。どうなるかわからないけれど、また働くことができたら、そのときのために、日々の出来事や感情を詳しく書き残しました。

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生徒に伝えるために自分の気持ちを整理して客観的に書く作業をしていると、不安で不安でどうしようもなかった心が、落ち着き、冷静な自分を取り戻していることに気づきました。生徒のためだったのに、この書き出すという作業を通して、自分が癒されていました。話すということは、心の中の苦しみやマイナスな感情と距離をおけること、つまり離すことになります。

 

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胃がん手術から4か月後、抗がん剤治療をしながら、学校に復帰しました。総合学習の授業で、「胃がん体験」を生徒の前で話ました。生徒の感想文に「自分の家族もがんでした」という内容が多くて、びっくりしました。しんどいおもいをしている時は気づかなかったのですが、自分から話すことがきっかけで、同じような思いをしている人の声をきくことができました。そして、苦しいのは、自分だけじゃないことを改めて感じることができました。

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自分の苦しんだ体験を、次の世代のために、周りにいる大切な誰かのために、伝えることで、楽になれます。心から笑って話せるようになったとき、私はその苦しみを乗り越えられた時だと思っています。

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「働く」ことも同じ構造だと思います。私たちの職場(教育現場)は、毎日これでもかってくらい色んな問題が出てきます。その度にチームで(時には喧嘩ごしになる時もありますが)、課題解決に向けて知恵を出し合います。この作業がなければ、誰かの意見だけ、トップダウンだけだと、【思考停止した組織】になります。辛い気持ちを書きだしたり話したりすることも、他者と連携して働くことも、いっぱい頭を使います。私は、苦しいときほど、冷静に考えるように心がけています。私は自分の容量はたいしたことないと思っています。思い込みも激しく、時々すごいレベルのミスをおかします。この世から消えてしまいたくなるくらい落ち込みます。そんな時も、諦めずに小さな頭でどうしたらいいかを考えるようにしています。考えていくうちに、ちょっとずつ、冷静さを取り戻していきます。思考停止になっているときは、思考停止になっていることに、気づけないものです。胃がんのときに、嫌っていうほど味わいました。だからこそ、「思考停止なっていることに気づくためにも、頭を無理やり働かせていかな~」と。私が胃がん経験から学んだことです。

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まずは、自分が楽になるために、その苦しさを誰かに伝えてください。少し心に余裕が出てきたら、相手に合わせた伝え方を工夫しましょう。

 

  • 働き方が変化した話(信用貯金と仕事のやりくり)

 

私は抗がん剤治療中に職場復帰をしました。副作用の影響で、つわりのようなだるさと下痢に苦しみました。授業中や生徒対応しているときは不思議と平気でしたが、空き時間になると電池が切れたように動けなくなり、保健室で寝かせてもらいました。また、お腹が壊れっぱなしなので、よくトイレにこもっていました。悔しくて横になりながら、泣けてきました。「なんで、がんになったんやろう。こんな体で復帰してよかったんやろうか」そんな私に、同僚の先生たちは、優しい言葉をかけてくれ、常に気にかけてくれました。私は、あの時受けた恩は絶対に忘れません。はじめは受けた恩を返すために、周りのために動いて、声をかけたり、気にかけるようにしていました。だんだん、それが職場を「いい雰囲気」にしていることに気づきました。

 

 

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ただ、がむしゃらに他者につくすのは違います。思考停止した状態で、言いなりや指示通りに動くこと、それは単なる「バカなおひとよし」です。相手が求めていることは何かを常に考え、他者志向的に動けるようになりたいです。『GIVE&TAKE』の著者は、自分がもっているアイデア、労力、時間、人脈、お金などを相手の立場に立って提供をできる人は、信用が溜まっていく。で、いつか、その人が困っていると、周りがなんらかしら手を貸したくならざるをえない状況になるそうです。結局、与え続けていると、めぐりめぐって得るものが大きくなり、「最高の勝利者」になっていると表現しています。ここで言う、最高の勝利者とは、【つながり】の中で存在する人だと私は考えています。クイーンの『ボヘミアンラプソディ』の映画の中で、「We are the Champions, my Friends」のフレーズを聴いたときに、改めて勝利者は、一人じゃなし得ないことをひらめきました。最高の勝利者とは、つながりのある人生を実現した人に与えられる称号ではないかと、私は考えています。

 

胃がんをきっかけに、私の働き方は他者志向に変わりました。バリバリ働けなくなった時、周りに自分から助けを求めることができますか? 黙っていても、察して、あなたにすっと手を差しのべてくれる人が、今の職場にいますか? いざとなってからでは、遅いです。病気になった時、ものすごいヘマをしたとき、家族の介護が必要になったとき、子どもができたとき、あなたが100%の状態で仕事に取りかかれなくなったときに、いい雰囲気の職場なら何とかなります。私がそうでしたから。いざってときのために、元気なうちになるべく信用を貯金しておくことを提案します。

 

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私が、仕事や家事のやりくりをする一番の目的は、家でのんびりダラダラするためです。

抗がん剤の一年間で、「いつ体調不良が起こるか分からない」ってことを身に染みて分かったので、仕事は前倒しでやるようにしています。また、私の勤務先は通信制高校なので、カリキュラムは最低限です。そのため、私のキャパシティー内で収まる仕事内容です。

仕事中は、だいたい60%を目安に働いています。はたからみたら、80%ぐらいの働きに映っているかと思います。100%で働いてしまうと、帰宅後、ぐったりになります。余力を残して働くようにしています。常に全力で働いていると、イレギュラーな事案が起こったときにキャパオーバーしてしまいます。また、自分が、いっぱいいっぱいだと、他の人の動きを観察できません。周りの動きを把握しつつ、いつでもすっと手を貸せるようにスタンバイしています。

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行き詰まったなぁと思うときも、誰々のせいと思わないようにしています。どうしてそういう言動をとっているのかなど、構造や背景を考えるようにしています。そうすると、ストレスもたまりませんし、次の一手を打ち出しやすくなります。

最後に、6割の力で働くために、時短していることをあげます。参考になるかどうかはわかりませんが、工夫しながら働くことは楽しいです。一人一人が自分の職場環境を少しでも良くするために行動すれば、働き方改革は実現すると思っています。

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以上、胃がん克服ママいずみでした。

当日の原稿をそのまま貼り付けただけなので、分かりにくいところも多々あるかと思いますが、ここまでお読みくださり、ほんとうにありがとうございます。

 

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