胃がん時の自己肯定感について
自己肯定感とは
自分が世界に受け入れられている
って感覚のことです。
世界というのは、自分の脳(フィルター)を通して、感じる関係のことです。
家族、職場、友人など、自分と関わる人が、自分を受け入れてくれていると自分が感じることを、自己肯定感だと私は捉えています。
この自己肯定感が高い人は、自分を受け入れてくれない場面に出会っても
ここは自分の居場所じゃない
と、離れることができます。
自分のことを大切にしてくれる状態を知っているので、それが可能になります。
自己肯定感が低い人は、そういった基準を持ち合わせていないので、明らかに失礼な相手やコミュニティにいても、分からないのです。
上司、親、パートナーなどから、モラハラやDVを受けても、その相手から離れません。そして、さらに自己肯定感が下げられて悪循環に。
どうせ私なんか、何やってもダメだ
と、自棄っぱち思考になります。
私がこのような状態になった時は、小6の時にクラスで無視されたことと、非常勤時代に教科崩壊を起こしてしまったときです。
どっちも学校現場というのが、皮肉な感じですが、、、。
自分がアップアップしている時は、自己肯定感が低下していることに気づきません。後から振り返って、そうやったなぁと思っております。
胃がんになった時は、どうだったか
まず、胃がんになっているという現実を受けとめきれてませんでした。頭ではただごとじゃないと分かるのですが、心が追いついていませんでした。
精密検査、保育園や職場に連絡、思い出作り、入院、手術を経て、ようやく心も追いついてきたように思います。
手術後は、痛みが続いた状態で寝たきりになります。
身体的にも精神的にも一番きつかったけれど、不思議なことに自己肯定感は下がっていませんでした。
それは何でやったのか、考えてみました。
自分が何にも出来なくなっているときに
家族がお見舞いに来てくれ心配してくれました。
主治医や看護師さん達が毎日何回も様子を見に来たり、傷口の処置をしてくれました。
胃がんのことを伝えた友人、職場、親戚
からも、ラインでたくさんメッセージをもらいました。
何にもできない自分だけど、周囲の人から気遣ってもらえ、大事にしてもらいました。
こんな何もできない状態で、役に立たないわ、心配や迷惑をかけまくってるのに、みんなが優しくしてくれる
ほんま、ありがたいなぁ
って、感じました。
自己肯定感と感謝は比例する
周りの人から何かしてもらうことで、自分は受け入れられていることを感じられるのではないでしょうか。
やってもらって当たり前だってスタンスだったら、その機会を逃すことになります。
そんなのもったいない!
病気になったからと言って、急に周りが自分に優しくはなりません。(自分で言うのもなんですが)普段から、自分が大事に値する行動を周りにしていたかどうかです。
嫌われていたら、心配してもらえません!
病院の方は仕事として自分に接してくれます。だけど、人間なので、コミュニケーションをしっかりとれば、心がこめてくれます。
感謝の気持ちを自然に感じることができる人は、自己肯定感が高い人なのではないでしょうか。
自分に自信が持てない時は、周りに感謝できているかをバロメーターにしてください。
オゴレルモノハ、ヒサシカラズ
最近、自分がおごってるなぁって時は、あの時お見舞い来てくれはったなぁとか、迷惑かけてもうたなぁとか、考えるようにしています。
(とくに、母と夫に対して)
感謝の気持ちを感じにくい人は、まずは型から
自分が他者から何かしてもらった時に、
笑顔でありがとう
と、言うようにしてください。
家族でも、友人でも、職場でも
道を譲ってくれた見知らぬ人にも
ちょっと恥ずかしいけれど、言葉にすることで、心が自然に感謝をすることを覚えていくと思います。
以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございました。
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