よだかの星から学べること
あらすじ
よだかは、美しいはちすずめやかわせみの兄でありながら、容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「たか」の名前を使うな「市蔵」にせよと改名を強要され、故郷を捨てる。
自分が生きるためにたくさんの虫の命を食べるために奪っていることを嫌悪して、彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。
太陽に、お前は夜の鳥だから星に頼んでごらんと言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたよだかは、いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、今でも夜空で燃える存在となる。
Wikipediaより引用
鷹からの改名要求の場面
たかって名前がかぶってることが嫌で、鷹はよだかに、
俺とお前は人格が違うから、一緒の名前を使うな
と脅します。
このセリフ部分を解説するときに、
人格を否定することは、平成の日本では許されない行為やからね
と、生徒に伝えます。この根拠は、日本国憲法で基本的人権の尊重が保障されていることです。
人格と行動は分けて考える
私は、行動に対しては、おかしかったら否定するし徹底的にやりあいます。
その日は、授業中に騒がしいグループがいたので、迷惑なので静かにするよう言いました。マジメに授業を受けたい子が、イライラしながらその時間を過ごすのを阻止するためです。
その日は、2回目の注意で静かになりました。昔は、かなりキレなきゃ静かにならなかったのに、、、。ゆとり世代に比べて、生徒層がだいぶ落ち着いたのもありますが、私自身が生徒の行動に対してだけ怒るようにしてからは、わりとスムーズに伝わるようになったようにも感じます。
なにより自分が楽になる
人格と行動を分離させて考えたら、自分が楽になります。人格までぜ~んぶ否定したら、エネルギー使いまくって、ほんとに疲れますしね。
騒がしかった生徒に、「私はさっき、あんたらの行動は否定したけど、人格までは否定してないし」と、ねちっこく伝えました。
私は『よだかの星』を読むたびに、気づきや学びがあるのは、宮沢賢治が表現する世界観に魅力を感じているからだと思います。
しんどい時に読んだら励みになるし、
調子がいい時に読んだら、自戒にもなります
いろんな解釈ができるので、読み継がれていってほしいです。
以上、胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださりありがとうございます。
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