胃がん克服ママいずみの胃がん体験といのちの話

いのちだいじニスト 残った3分の1の「胃の力(いのちCOLOR)」をお見せします

亡くなった義母からのおくりもの

娘が生まれる前に、お腹の羊水が足りないとのことで入院しました。私も娘も大変な状態ではなく、臨月でいつ生まれてもおかしくない時期だったので、念のための入院でした。

周りは絶対安静にしていないといけない妊婦さんばかり。一方の私は、散歩のノルマや食事制限(初日に売店で肉まんを買い食いしたら、病院から出される食事以外は口にしないことを約束させられました)など、出産のための合宿のようでした。

 

ある絵本との出会い

散歩の途中に、病院の図書コーナーでこちらの絵本を見つけました。

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

 

 お腹の中にいる娘に、毎日この絵本を読んであげました。

 

その内容は、物知りのアナグマが亡くなり、仲間の動物たちはその死に深く悲しみ別れを惜しみます。しかし、それぞれがアナグマから教わったことを思いだし、アナグマに感謝をします。彼が伝えてくれた知識や経験が、仲間たちの生活の中に根付いていることにも気づくことで、別れを乗り越えるというストーリーです。

 

とっておきのおくりもの

この絵本との出会いの半年前に、私たちは夫の母親を亡くしました。初めて読んだ時に、お母さんのことが重なり涙が止まらなくなりました。

 

私は彼女からカッターシャツのアイロンのかけ方を教えてもらいました。

 

他にも、親戚とのつきあい方、美味しいパスタ屋さん、夫が疲れたりしんどくなると甘えたになることも。

 

おしゃべりが大好きで、とっても優しい人でした。結婚してもなかなか子どもを作らなかった私たちに、親戚からの「子どもはまだか?」の防波堤になってくれていました。

誰よりも孫をとっても心待ちにしていたのに、妊娠が分かって2ヶ月後にこの世を去りました。

この子を抱かせてあげたかった

と、同時に

お腹の中の子どもを通して、私の身体の中にもお母さんの血(遺伝子)が流れている

お母さんが残してくれたおくりものとは、今4歳になった私の娘です。私は、娘のなかにお母さんを感じます。

お母さんは「写真のおばあちゃん」になりました。毎朝出かけるときと、夜に寝るとき、みんなでおばあちゃんに挨拶しています。

 

いのちのつながりを感じられたら、

死は終わりではなくなります

 

お盆によせて、胃がん克服ママいずみでした。

本日もお読みくださりありがとうございます。

 

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胃がん克服ブログ開設3ヶ月で20000アクセス達成

どうも、胃がん克服ママいずみです。

本日で、ブログ開設3ヶ月となりました。

本当にいつも読んで下さってありがとうございます。また今日初めて読まれる方も、ありがとうございます。


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毎日更新はできてはいませんが、この記事で80投稿となります。

そして20000アクセス!!!
信じられないですが、ほんとに嬉しいです。

 

闘病ブログのバトンリレー

このブログを目にされる方は、ご自身や家族が胃がん経験または治療中の方がほとんどだと思います。私も宣告されてから、たくさんの方のブログを読みました。治療の流れ、退院後の暮らしなどリアルな話は非常に参考になりましたし、完治された方の報告は励みにもなりました。

こんな風にお世話になった恩を、次の方に返せればという思いで、私はこのブログを始めました。

次の方に、希望のバトンを託したい

ブログでがんの体験談や命の話を発信する目的は、これを読まれてる方に、安心してもらうためです。

 

ブログを書いて変わったこと

こんな風に顔も知らない誰かのために始めたブログでしたが、自分にも良い変化がおこりました。ガンの体験談と命の話を書くことで、健康に生きることへの意識が高くなりました。

 

まず、がんに関するニュースやSNSなど、アンテナの精度があがりました。ブログで考えをまとめるために、インプットするさいに、しっかり読むようになりました。自分の体験談を書くときも、「喉元すぎれば熱さ忘れる」ようなことを思い出す作業となります。この秋で、胃がんになって丸3年となります。思い出す作業を通して、今のゆるゆるな食生活を見直すことができました。

 

今を生きていられることに、より感謝することにもなりました。何気ない日常がありがたいことだと思います。家族、友人、仕事仲間たちの中にいるときに、ふと存在できる喜びをかみしめる瞬間が訪れます。

 

これからの活動

私はこの3ヶ月間で書いた記事を、セルフマガジンにまとめます。それを欲しい方がいらっしゃれば無料で全国に送らせてもらいます。リアルでも大好きな人たちに、押しつけます。(もしも万が一があったときは、香典返しで配ってもらうつもりです。)

2人に1人が、がんになる時代

ドシロウトな私のブログでも、20000アクセスです。がんになった人の体験は、需要があります。私自身も、宣告されてから、どれだけネットサーフィンしたか。

私の体験や考えたことが、誰かの役に立てればとの思いで、次の段階へ進むので、今後もどうかよろしくお願いします。

 

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命はめぐる

ディズニー映画の『ライオンキング』の見せ場は、悪者をやっつけるところではなく、

主人公が水に映る自分の姿をみて、自分の身体や心の中に死んだ父親の存在を確信するところです。

すべての生命は遺伝子を運ぶ器です

親と子、子から孫へといった つながり の中で、私たちは生きています。

 

親がいない人は存在しない

子どもがいない人はいますが、親がいない人はおりません。

毒親という言葉があるように、ほんまにほんまにどうしようもない親はおります。今も昔も世界中どこにでも。これを読まれている方の中にも、あんなん親やと認められないわって人もいらっしゃるでしょう。

ただ本日は、それは一旦置いといてもらって、この世に自分を誕生させるきっかけを作ってくれたことに、感謝の気持ちを感じてはどうでしょうか。

 

親の役割を果たしてくれたことを受け入れることは、この世に生まれてきた自分を受け入れることになるでしょう。

 

私たちは他の生命と同じように遺伝子を運ぶ器ではありますが、様々な物事について深く考え、芸術にふれれば感動するし、見返りがなくても愛することができます。

しかし、いいことばかりではありません。

思考停止して体制に流されたり、無感動な日々を消化するだけだったり、嫉妬したり、憎むこともありますね。

そんな時こそ、器に撤すれば楽になれます。

 

親を愛せなくても

この世にひっぱってくれた

その事実だけを受け取ればいい

 

つながりの中で生きていることを実感できれば、ここにいていいんだと安心が得られます。自分が死んだあとも、誰かの心の中に私の情報が残り続けることをおもうと、死に対しての見方がかわってくるのではないでしょうか。

 

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未来に望むもの

 時代のはざまにいる感覚

AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55

AI世代のデジタル教育 6歳までにきたえておきたい能力55

 

 ふと本屋さんで目にとまり、購入しました。これからの世の中、情報技術の発展で大きく変わります。それは、朝ドラの『ひよっこ』が高度経済成長とともにドラマが展開しているように。この現実社会も同じように時代の変化が起こるでしょう。

 

なんかワクワクしませんか?

私の祖父は、新しいもの好きでした。町内で2番目にテレビを買ったそうです。家にかえると、新しい家電がきていたことを、父がよく嬉しげに語っていました。

子どもの頃、想像していた ドラえもんのような未来 が、ほんまになりそうで、私はそれが、不安よりもワクワクします。

 

胃カメラも発達して、全然痛くなくなって、昔は大変だっよねーと武勇伝的に語る時代がくるのではないでしょうか。

 

胃がん克服ママいずみでした。

今日もお読みくださりありがとうございます!

 

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六道まいり(京都)は、ご存じですか?

お迎えに行ってきました

夫の実家では、お盆前にご先祖さまをお迎えするために、珍皇寺 というお寺にお参りします。結婚当初から、都合があえば連れていってもらっています。


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 精霊迎え 六道まいり|大椿山 六道珍皇寺 公式サイト

 

六道まいりですること

  1. 塔婆に戒名を書いてもらう
  2. 鐘を2回ならす
  3. 線香の煙を塔婆にくぐらす
  4. 葉っぱで塔婆に水をかける

 

この段階を踏むと、肩にご先祖さまが乗られるそうです。帰宅し仏壇に手を合わせると、肩から降りられて実家に戻ってこられるとあう設定です。私の実家でも祖父母の代まではしていたそうです。

あの世とこの世の境界が曖昧だった時代の風習が残っていて、エキゾチックな情緒を味わえます。

 

昨夜はNHKのクルーがリハーサルにきていました。本日(9日)に放送があるそうです。リハーサルですが、娘はマイクをむけてもらえ、モジモジしていました。

 

六道まいりの後は、五条坂で陶器市

清水焼で有名な京都ですが、この期間は全国から陶器が集まってお店が五条通りに並んでいます。私の好きな 一峰窯 という九州の釜も毎年来ています。

一峰窯 - ippo - 有田焼・波佐見焼のセレクトショップ カネアオ

アウトレット価格なのも、主婦にはありがたい。ツヤは落ちますが、ネット価格の半額ぐらいで購入できました。

 

お帰りは、大文字にて

こっちでお盆を満喫されたご先祖さま達は、大文字を頼りにあっちに帰られます。

 

この風習を通して、死んだら終わりじゃないと娘の心に染みこんでくれたらいいなぁと願います。亡くなった人にもう一度会いたいという願いが、こういう形で表現されているのでしょうね。昔は写真や映像もありませんでした。こうやって儀式として、故人を偲んでたのでしょうね。

 

あばよくば、亡くなった後に子孫たちに思い出してもらえるように、末永く生きたい胃がん克服ママいずみでした。

 

本日もお読みくださりありがとうございます。

 

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3分の1になった胃の空腹感の正体判明

がんになり胃の3分の2を手術で摘出したにもかかわらず、食欲が落ちないどころか増しております。

 

私なりの対処法は、以前ブログで紹介しました。

水分を多くとり、(バランスのいい)食事をこまめにとり、空腹にならないように気をつけること。

夜は早めに寝るようにしていますが、ここ最近、私の夏休みが始まり、生活が乱れ、夜のお菓子タイムで、しばしばやらかしています。

 

胃が荒れると脳の誤作動で「空腹」と感じる

食べ過ぎれば食べ過ぎるほど、空腹感が増す仕組みになっているそうです。

 

マンガでわかる「西式甲田療法」―一番わかりやすい実践入門書 (ビタミン文庫)

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負の連鎖を断つには

食べ過ぎる

胃が荒れる

空腹を感じる

食べ過ぎる

 

この負の連鎖を断ち切るために、断食 が紹介されています。私の場合、断食をすることは、後期ダンピングのフラグがたつことを意味します。どうしたものかなぁ、、、。

 

とりあえず

お腹がすいたとき、次のように言い聞かせることにしました。

気のせいなだけ
胃が荒れているだけ
脳が勘違いしているだけ

 

夜更かしがスリル満点な胃がん克服ママいずみでした。本日もお読みくださり、ありがとうございます。

 

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ヒロシマから うたは自由をめざす

この週末は、滋賀県余呉にキャンプへでかけていた。帰り道の車内でランダムに曲を流していていたら、ソウルフラワーユノオンの「うたは自由をめざす」が心に響いた。

 

デタラメだらけの神々 家畜の歌合戦
世界の終わりのはなしが 茶の間に花そえる
ゲットーから うたは自由をめざす
戦場から うたは自由をめざす

 

今日は、8月6日

広島に原爆が投下された

一瞬にして

罪のない人たちの

日常が奪われた

あの夏

二度と繰り返さないために

私たちができること

「体制に流さていないか?」

問い続け、うったえること

 

私は子ども時代

徹底的に「平和教育」を受けた

音楽の教科書の最後のページに載っている

君が代は歌ってはいけなかった

 

当時の京都は共産党が強く

小中学校の教員も

日教組(よりの人)が多かった

「戦争反対」と教えられたが

なんで戦争が反対なのか?

それは記憶には残っていない

 

ただただ、戦争はあかんと思っていた

大学で哲学に出会い

人はパンのみでは生きられないことを学んだ

自由じゃなきゃ生きている意味がない

 

病気になったときもそう

流されないで

最期まで負けないように生きたい

 

病床から うたは自由をめざす